SDGsへの取り組み
コスモプロジェクトのSDGsへの取り組み
2015年、国連サミットにおいて
「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。
これは、持続可能な社会を実現するために、貧困問題、環境問題、
ジェンダー平等の実現などが織り込まれ、2030年までの達成に向けて
世界が一致して取り組むべき17の目標で構成されています。
SDGsに掲げられた項目と 密接に関わる当社の方針を紹介します。
住み続けられるまちづくりを
日本の住宅は30年もすれば建て替えが必要と言われています。
この寿命は世界的に見て非常に短いです。
欧米諸国では住宅の寿命は90年ほどという地域も珍しくありません。
日本の高温多湿な環境に適した家づくりをしなければ、
湿気や結露によって住宅はカビだらけの
住んでいる人にとっても劣悪な家となり、さらには躯体である木材は弱り、
結果として住宅の寿命も短くなってしまいます。
コスモプロジェクトでは羊毛断熱材サーモウール®の持つ調湿機能によって、
住空間の湿度をコントロールし、
住宅を湿気やカビから守ることに力を入れています。
これにより、長く住み続けられる住まいづくりを後押しすることが出来るのです。
これはスクラップ&ビルドを繰り返さない意味でも、
環境にとって大変エコロジカルな考え方です。
つくる責任 つかう責任
羊毛断熱材サーモウール®は捨てるところのない断熱材です。
現場で余ったサーモウール®は細かくちぎって
開口部の隙間に充填することができます。
他にも、クッションカバーに詰めて枕にしたり、
ストッキングに詰めて靴の臭い取りにしたり、
器用な方はサーモウール®で人形を作ったりと
様々な活用方法があります。
羊の毛という自然素材から出来たこの製品は、
仮に廃棄が必要となった場合にも有害なガスをほとんど発しません。
国内工場で行われている製造においても、羊毛の繊維と他の繊維を混ぜ合わせ、
層のようにして形成していくため、ほぼ100%原材料を使い切ることが出来ます。
気候変動に具体的な対策を
福岡工場にて製造しているサーモウール®は、従来の断熱材に比べ
製造時のCO2の排出量がとても低く、平均すると
製品重量1トン当たり排出量は0.18tとなります。
この値は、例えば一般的なグラスウールに比べ
80%以上もCO2排出量が少ない計算になります。
(一般的なグラスウールのCO2排出量は1トン当たり1.51t)
もっと分かりやすく例えると、サーモウール1梱包を製造するために
排出されるCO2はカセットコンロ用のガスボンベ(250ml)を燃焼させたときに
排出されるCO2よりも少ないという計算になります。
コスモプロジェクトでは新たな製品開発・改良により、これからもCO2の削減に
取り組むことでSDGsの達成に向け活動して参ります。